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はじめに|これからの人生、どう生きたい?
最近、ふと思った。
元気で動ける時間って、あと何年あるんだろう。
20年? それとも30年?
そう考えてみると、人生の折り返しは、もうとっくに過ぎていました。
「私は、何を感じて生きてきたんだろう」
「これからの人生に、何があれば“幸せだった”と思えるんだろう」
そんな問いが、ふいに浮かんできたのです。
そのきっかけのひとつは、
『本当の自由を手にいれる お金の大学』という一冊の本。
そして、もうひとつは、母の介護の時間でした。
母に寄り添い、見送り、
静かに自分と向き合う時間が続いた日々。
今振り返ると、あの時間が、私の考え方を少しずつ変えていったように思います。
「最期に“幸せだった”と言うために、
今の私に、何が必要なんだろう」
思いはあるのに、あまりにも漠然としていて、
どこから手をつければいいのかわからない。
そんな感覚がありました。
その答えを探したくて、
私は「心のスコアカード」をつけ始めました。
KPIって何?自分の“今”を見える化する3つの軸
ここで言う「人生のKPI」は、
仕事で使う成果指標とは少し違います。
お金・人間関係・健康という3つの視点で、
「どれだけできたか」ではなく
「どう感じたか」「納得できたか」を
見える化するための、私なりの指標です。
人生のKPI(私なりの定義)

「KPI」とは、
自分の幸福度を測るための、
3つの視点のこと。
理由ははっきりしないけれど、
どこか満たされない、落ち着かない。
そんな“なんとなくのモヤモヤ”を、
言葉と数字で“見える化”するための
ヒントです。
K=お金(Knowledge, 経済)
正直に言うと、お金がないと、
生きていくのは本当にきつい。
きれいな使い方も、心の余裕も、まずは生活が成り立ってこそだと思っています。
だから私は、
「稼ぐことは大事」だとはっきり書きたい。
お金は、生活を守り、
不安を減らし、選択肢を増やしてくれる
“現実的な道具”。
そのうえで、もうひとつ大切にしたいのが、
「どう稼ぎ、どう使って、どう感じたか」という視点です。
・お金に振り回されていないか
・無理をしすぎる稼ぎ方になっていないか
・楽しい、納得できる使い方ができているか
・自分で選んだお金との付き合い方だと言えるか
たくさん稼ぐことだけが正解でもないし、
我慢ばかりの節約が幸せとも限らない。
まずは、生きていくために稼ぐ。
その上で、
「このお金の稼ぎ方・使い方でよかった」と
自分が納得できるかどうか。
K=お金は、
“生きるための現実”と“心の豊かさ”の両方を見つめるための視点です。
【金融資本】
P=健康(Physical)
年齢を重ねた今だからこそ、
がんばり続ける生き方より、
**「無理をしない設計」**が必要だと感じています。
多少の不調を、「歳のせいだから」と見て見ぬふりしていないか。
生活リズムは乱れていないか。
健康診断を、後回しにしていないか。
正直なところ、
体はお金のように、あとから取り替えることができません。
古くなったから交換、というわけにはいかない。メンテナンスなしで使い続けられるものでもないのです。
だから私は、
健康は「我慢」ではなく、投資だと思うようになりました。
歯科検診に行くこと。
胃カメラや大腸カメラを受けること。
不安があれば、きちんと調べてもらうこと。
「たぶん大丈夫」という根拠のない過信は、
あとから一番こわい形で返ってくることもある。そう思うようになりました。
自分の体のことを、
自分がいちばん知って、
自分でケアして、メンテナンスしていく。
それは、これから先も、
楽しい時間をちゃんと楽しむため。
誰かのためじゃなく、自分のために。
P=健康は、
未来の自分が笑って過ごすための、
土台を整える視点です。
【健康資本】
I=人間関係(Interaction)
誰と、どんな関係を築いているか。
「心が通う関係」があるかどうかで、
人生の満足度は大きく変わります。
最近よく耳にするのが、
「お金があっても、幸せとは限らない」
という言葉。
実際に、お金を十分に持っている人ほど、
人とのつながりの大切さを口にすることが多いそうです。
それは、
お金の量よりも、
困ったときに頼れる人がいるか、
何気ない話をできる相手がいるか、
そうした“人とのつながり”が、
心の安心をつくるからなのだと思います。
これからは、
ネット上の知らない誰かよりも、
顔を知っている、近くの人との関係。
そんなオフラインのつながりが、今まで以上に大事になっていく気がしています。
・一緒にいてホッとできる人はいるか
・無理をして合わせている関係はないか
・ひとりの時間も、心地よく過ごせているか
人間関係は、
多ければいいわけでも、
にぎやかであればいいわけでもない。
自分にとって必要なつながりを、
大切にできているかどうか。
I=人間関係は、
お金では買えない「安心」と「居場所」を
見つめ直すための視点です。
【社会資本】

50代になると、友達がいないと感じる人は少なくありません。
✍️関連記事
人間関係の3タイプ】ギバーには2種類いる|テイカーに利用されない特徴と距離感
KPIスコアカードの作り方|今の自分を見える形にしてみよう

やり方はとてもシンプル✨
① 月のはじめに目標を立てる
難しいことは一切なし。
自分の「こうしたい」を、月ごとに書いて、見直すだけ。
例:
K(お金)
☐ 副業に挑戦してみる
☐ 今月は貯金3万円する
☐ 好きな映画を月2本観る
“生きるための現実”と“心の豊かさ”の両方を見つめるための視点。
P(健康)
☐ 今月は歯科検診に行く
☐ 一日5000歩く
☐ 22時に布団に入る
未来の自分が笑って過ごすための、土台を整える視点。
I(人間関係)
☐ 友人と月1回カフェへ行く
☐ 家族と月1回は外食して話をする
☐ 新しい出会いに1歩踏み出す
お金では買えない「安心」と「居場所」を見つめ直すための視点。
② 月末にふりかえってみる
全部できていなくても大丈夫。
できた・できなかったを、責める必要は一切ありません。
「やってみてどうだったか」
「満足できたか」
「来月も続けたいか」
自分はどうだったかを、振り返るだけでOKです。
③ 達成できなかった=ダメじゃない
今月できなかった項目は、
「本当に必要だったか?」
「必要であれば、来月も入れるか?」
を考えてみます。
無理のない内容に調整して、
次の月に、もう一度チャレンジしてみましょう。
KPIスコアカードは、誰かに見せるものじゃない。
**未来の自分を少しずつ整える“心の作業”**なだけです。
比べない暮らしの始め方|KIPで見えてきた3つのこと

① 他人の成功じゃなく「自分の充実」に注目できた
SNSのキラキラした投稿を見て、
知らないうちに焦ったり、
羨ましくなったりしていました。
でも、KPIを書いてみて気づいたんです。
「今日、好きな映画を観られた」
「会社の仲良い人と、お昼に楽しく話せた」
それだけで、
「ああ、私はちゃんと満たされていたんだな」と。
誰かと比べなくても、
自分の一日には、ちゃんと価値がありました。
② 足りないと感じたのは「安心感」だった
ずっと感じていた
「なんとなく不安」の正体。
それは、
KPIのどこかが減っているサインでした。
見える形にしてみたことで、
漠然としたモヤモヤに、
ようやく輪郭が生まれた気がします。
③ 点数が低いところに“伸びしろ”があった
KPIをつけてみて、
自分が本当にやりたかったことを、
後回しにしていたんだと気づきました。
そこには、
本当は変わりたかった自分がいました。
KPIは、
できていない自分を責めるものじゃなく、
まだ挑戦していない可能性に
気づかせてくれる鏡だったのだと思います。
おわりに|“未来の地図”を描くヒント
もし今、「自分の幸せってなんだろう?」
そう思ったら、
1枚紙を出してこう書いてみて。
「今月、自分は何を感じて生きていた?」
答えに正解はない。
でも、その問いかけが、
**あなただけの“未来の地図”**になるかもしれない。
✍️一緒に読んでいただきたい記事📚
【人間関係の3タイプ】ギバーには2種類いる|テイカーに利用されない特徴と距離感
50代の人間関係で信頼を失う理由|信頼を集める人が絶対にしない3つのこと
📚 私の人生を変えた1冊。
この本がなかったら、今こうしてブログを書いてなかったと思います。
👇自分と向き合うきっかけになった、大切な1冊です。
これからどう生きていくかは自分次第ですよね!


コメント
達成できない=ダメじゃない
なんだか ホッとできるお言葉!
ほんとに1日があっという間に過ぎてしまう。
1ヶ月振り返ったときに 結構自分がしたかった事できているのかなぁと感じております。
ご紹介頂いてる 著書気になったので読んでみようと思ってます!
新原 恵さん
いつもありがとうございます😊
「達成できない=ダメじゃない」って、
ほんと救われる言葉ですよね。
1ヶ月って、本当にあっという間。
でも、振り返って「意外とちゃんとやってたな」って
思える自分、すごく大事にしたいですね✨
ご紹介した本、興味持っていただけて嬉しいです!
感想もぜひ教えてください📚
本が届きまして まだよく読めてはないですが…。
あたしはとにかく活字が苦手、文章も読解力がないです。
でもこの著書は 読みやすいかも。
一家に一台ではないけど 一家に一冊って感じ。
新原 恵さん
オールカラーなので、気楽に本を開けると思いますが、
いかがでしたでしょうか😊
ご自身のペースで読み進めてください。
個人的にはこの本のお陰で、
考え方や知識が広がり
とても感謝している1冊です。
きっと何かの役に立つはずですよ。